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M One News 17-01           2017/03/27 配偶者控除等の見直し①

 現在、国会は籠池氏問題で紛糾していますが、税制改正法案の方が各人には影響が大きいでしょう。
 その最大の影響は配偶者控除。
 専業主婦が減って共働きが増えており、年収103万円の壁を上げ、より働きやすい環境を整えるべく改正されました。
 いろいろ論点が入り混じるのですが、できるだけ平易に解説していきます。
 
 今回の改正のポイントは2点。
(1)配偶者の所得要件の緩和 減税
(2)世帯主の所得制限    増税
 いずれも2018年からの適用です。それを図にしたのがこちら。   

 
(1)配偶者の所得要件の緩和 減税
   

 図2のとおり、従来の103万円の壁が150万円に広がりました。
 ただ、世帯主の配偶者特別控除適用枠が広がっただけで、配偶者は給与収入103万円超で課税されることに変わりない点に、ご注意を。
 
 他の壁と合わせて整理すると、以下のとおりとなります。

 従来は、配偶者の課税される分岐点と、世帯主の控除不可となる分岐点は同じだったのが、異なることになりましたので、混同しないように注意しなければなりません。   

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